仕手株では投資限界が出ている日本電産の株式

以前の日本電産というのは大阪証券所だけに上場していたために流動性がそれ程は多くない状況がありました。そのため、仕手株になり得る可能性はなくはなかったです。しかし、今では大阪証券所と東京証券所が統合されたことで、日本電産は東京証券所に上場する形となり、流動性が非常に高くなってきています。その結果として、日本電産の株式は仕手株として取り扱うには、投資限界が出るようになっています。また、近年の日本電産は国内外の企業をM&Aをして、企業規模を拡大してきた歴史があります。事業規模の拡大によって日本電産の時価総額そのものが大きくなったことも、仕手株としては投資限界がある原因となっていると言えそうです。従来、日本電産ではパソコンなどのHDD用の小型精密モーターの製造を得意としていました。しかし、近年では車載用や産業用の中大型のモーターの製造を強化する動きが強まっています。そのような流れを加速したことで、パソコン用の小型精密モーターの業績が伸びなくても、中大型のモーターの販売の拡大で業績をアップさせることができています。とくに車載用のモーターでは、株式市場でも成長期待が高くなっているため、多くの投資家の注目を集める状況が生まれています。そうした背景があることも、日本電産が仕手株としての投資限界があることの理由となっています。また、従来の日本電産は景気が後退する時期に大きく業績が落ち込む特徴がありました。しかし、ここ数年では景気にあまり左右されない車載用などの製造が増えてきたことで、景気の波によって業績がブレ難い体質に変化をしてきています。その企業体質の変化によって、今後の景気後退期でも仕手株として狙われない可能性が高いと考えられます。